- 若宮筋脊椎調整院
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整体の世界の話11
当時、出会った先生たちは尋常じゃないというか型にはまらないというか突き抜けた勉強の仕方をしていました。
今から書くのは個人的意見です。
この業界においては受験勉強的な暗記中心の勉強が得意な先生は腕が上がりにくいです。
そもそも教科書が間違っているor情報が古いなんてことが多々あります。
そもそもカイロプラクティッックの教科書なんて翻訳間違いがめちゃあります。
読むなら日本人のDCが書いた本がおすすめです。
ではどんな先生がうまくなってくかというと
日々の施術活動を行っているとででてくる疑問や問題を解決するための勉強をしている先生です。
そして本当に人の身体を良くしたいと考えている先生がいきつく疑問はたぶんこれだけです。
「施術を行うと確かに良くなる。しかし、週一回なり二回なりの施術をやめるとまた悪くなっていってしまう。
はたしてこれは本当に治していると言えるのか?」
この疑問に向き合い教科書にない勉強をしだし、皆それどれの道に進みだす感じです。
整体の世界の話10
うちうちでやるセミナーに参加で学ぶようになると技術も知識もうなぎ上りです。
ここまできてやっと人の身体をきちんとよくできる整体師になれます(めちゃくちゃ個人意見です)
何が良いか?
セミナーに参加している生徒が皆出来る先生ばかりです。
生徒が優秀なセミナーは当たりです。
講師の先生も質問すればきちんと隠さず疑問に答えてもらえる。
できないことは「でききない」と
言えないことはきちんと「これは秘密」と言ってもらえるのもありがたい。
懇親会もかならず参加することで最高の情報交換の場を得ることができました。
お金を払って整体学校行けば身体を治す技術が手に入ると思ってる人は多いです。
しかし、まったくそんなことはありません。
整体学校で学んだテクニックが役に立たなさ過ぎて絶望した新米整体師もたくさんいることでしょう。
昔、兵庫からわざわざうちの院に訪ねてきた先生がいました。
話を聞くと学校で学んだ技術がまったく現場で効果がです悩んでいるとのこと。
当時の僕のブログを読んでわざわざ来院されたそうです。
どこの団体、もしくはスクールで勉強されているんですか?
と尋ねると
「〇〇〇〇〇〇ーの団体です」
とのこと。
この団体・・僕も名古屋支部のセミナーを受講したことがあったのです。
だから知っています。
僕が受けた中で歴代一位の最低なセミナーでした。
個人的意見です。
前にも書いたかもしれないですがセミナー終了後に講師と生徒が一緒になって自分の院に来る患者さんの悪口言いまくってたとこです。
内容も対症療法的で5分だけ施術する院には使い勝手は良いが治りはしないテクニックを教えていました。
〇〇〇〇〇〇ーがどうのというわけでなくこの団体の名古屋支部がたまたまそうだったのかもしれません。
とりあえずちゃんと基礎を学べるスクールを何件かお伝えしました。
その後兵庫の先生とは連絡を取ってないのでどうなったかは知りません。
なにが言いたいかと申しますとどこで学ぶかは大切です。
ダメな所で長く学んでも無駄です。
ちゃんとしたセミナーに沢山出会えた自分はかなり運がよいのだと思います。
整体の世界の話9
当時勉強していたところは40人くらいのクラスでした。
そこに補助講師が2,3人。
半年ほどやっていくと色々と分かってきます。
40人の中には開業している人もいるし学生さんもいます。
40人の中に技術がうまい人がだいたい5~6人程度。
意外と少ない・・・
なぜうまいとわかるのか?
一緒に組んで施術の練習をするからです。
うまい人と組むと身体がおかしくならない!!
だから分かります。お互い分かります。
大切なことです。
そんなわけである程度勉強をして技術を身についていると
できる人達と自然に毎回組むことになり仲良くなります。
そんな感じで経営も施術もうまい人達とコネクションができていきました。
そうするとすごいことがおきます。
なんと一般では大々的に応募していないマニアックなセミナーに誘われます。
普通の探してもまずたどり着くことがないセミナーです。
ちゃんと技術を探求する人たちが、できる先生を増やそうとするセミナーです。
今はどうか分からないですが15年前くらいは結構ありました。
こういうセミナーに誘われるようになったのも人とのご縁や運の良さを感じます。
自分の実力とは思えないです。
つづく。
整体の世界の話8
経営方針には随分悩まされました。
この仕事で儲ける方法は
1.施術料金をできるだけ高くすること
2.何回も通わせること
つまり治すと儲からない。
高くて治らない施術をものすごいありがたいものだと信じさせれば儲かる。
かなり邪悪な感じです。
資本主義に人間性をささげて金に換えることができる人間が生き残る修羅の業界です(半分冗談です)
しかし、ありがたいことに健全に経営して利益を出している優秀な経営をしている人達がいました。
ですからその人達がどういった経営をしているかを勉強させていただきました。
企業秘密的なことがたくさんあるのでくわしくは書かないですがざっとこんな感じ
1.人口の多い地域(30万~50万人)で開業している
2.夜10時くらいまで営業。休みも週一
3.経営に関しても治療に関しても勉強は怠らない
4.施術は治療とメンテナンスのバランスが良い
悩むことなんてなく単純なことでした。
ちゃんとした施術、メンテナンスを適正料金、回数を提案してなるべくたくさんの患者さんを診る。
これだけです。
最初にあくどい経営する人に会いすぎていただけなのかもしれません。
ただ地元の桑名市は人口は約14万人。
全然地域人口がたりません。
そのわりに施術院が多い激戦区。
こんなとこで整体院を経営しようなんてどうかしてるぜ!!
と昔の自分に言ってやりたいです。
それでも色々対策してなんとかやってます。
そして人口30万人以下の街での整体院経営はおすすめしません。
うちがやっていけてるのは前にも言いましたが運が良かっただけです。
整体の世界の話7
技術の勉強だけでは院は回らないので経営の勉強もしました。
最初に読んだ本が経営の神様の二人の本。
松下電器産業の創業者、松下幸之助
本田技研工業の創業者、本田宗一郎
この二人から「経営とはなんぞや」を学んだのです。
とても健全な経営の在り方を神様二人が語るのです。
お客様も従業員も取引先も自分も全部プラスになる経営を語るのです。
ですが、最初にここから学んだのは幸なのか不幸か・・・いまだに分からない。
「健全経営の呪い」か「健全経営の祝い」のどちらかにかかったといっても過言ではないです。
東京で学んでいると年商億越えの売上のグループ経営者やらなんやら
まぁすごく稼ぐ人に出会うわけです。
僕も若い時はいつかめっちゃ稼いでお金持ちになってやろうという野心はありました。
ですから食事をご一緒したりして整体業で稼ぐこつを聞いたりしてました。
成功している人をまねすれば自分もお金を稼ぐことができるはず!!
しかし実際話を聞くと
「いかに違法な宣伝をして集客するか」
「ばれたらどうとぼけるか」
「いかに顧客をだまして脅して院に通わせ続けるか」
「いかに必要のない施術を受けさせてるか」
「たいしたことのない施術をすごい技術と思わせて高金額に設定するか」
まぁグレーどころか真っ黒な話ばかり。
確かにまねすれば儲かるかもしれないけど・・・
果たして自分はそんな資本主義に人間性をささげてまでお金持ちになりたいのか?
自問自答したところ・・・無理でした。
最初に経営の神様の本を読んだことも影響しているとも思います。
そして人の健康にかかわる仕事で金儲けに走った人間はめちゃくちゃ醜いということを学びました。個人的意見です。
とはいえ稼がないといけません。仕事ですから。
そこでまっとうに整体業で稼いでる人達と仲良くすることにしました。
つづく。