- 若宮筋脊椎調整院
- 院長ブログ
あたりまえ
時々同業者や柔整師の友人から「どんな技術勉強したらいいの?」と聞かれます。
みな実費で食っていける技術を探しているようです。
とても困る質問です。
「今から、数百万のお金をかけて数百時間を勉強や機材に費やすことができるのか?」
と質問を返すと、それはできないと言われます。
結局、数万で買える教則DVDでなんとなく勉強するしかない。
この業界安く良い技術が手に入ることはないです。
時間かけないならお金をかけるべきだし、
お金かけないなら時間をかけるべきですわ。
あたりまえですな。
プロのレベル差
整体のプロとアマチュアは何が違うのか?
身体を調整するプロの中でもレベルの差はやはりあります。(筋肉調整のプロの話)
とりあえず「固くなっている所、痛いところを緩めればいい!」
駆け出しの時期はこんな感じ。
レベルが少し上がると、筋肉が伸びているところを触るべきか収縮している所を触るべきかを悩む。
さらに成長すると、痛いところに原因があることはほとんどないことに気が付く。
神経にトラブルがあって収縮しているのか、筋肉自体が原因で収縮しているのか悩む。
エキセントリック収縮(伸びながらも縮む筋肉)はどうしたらいいんだ?
と疑問をもつようになるくらいからかなりレベルが高い。
疑問が沢山湧き出てきて、整体学校やセミナーで間違った知識も沢山教えられたことに気が付く。
もう自分でやるしかないって域に達して勉強して、
身体全体のつながりで処方がくめるのが上級者ではないかなって感じです。
あくまで個人的意見です。
この業界、技術は教えてもは治し方は教えない世界ですから結局自分で勉強するしかないのです。
ボールが投げられない
肩の痛みでボールが投げられない。
じっとしていても肩に違和感があるそうで難しそうな状態。
原因を辿っていくと同側の膝の筋肉がおかしい。
そこをリリースすると痛み激減。
「肩が悪いんじゃないんですか!?」と驚かれました。
痛みが出ているところに原因があることはほぼないです。
内臓マニュピレーション
内臓マニュピレーションという手技で内臓を良くしてしまおうというものがあります。
若かりし日の僕はそんな凄い技術があるのかとさっそく勉強方法を調べました。
しかし、セミナー参加や本、映像資料等は何とか会に入ってないと購入できません等々なかなか勉強をスタートできません。
これだけ一般公開をさけるのだからもしかしたら本当にすごい技術かもしれないと期待に胸をふくらませ、あの手この手を駆使してなんとかセミナーを受講できるとこまでこぎつけました。
しかし、実践の場でクライアントさんに試してみても良くなった気がします程度の結果ししかでません。
僕の技量が足りないのか?勉強が足りないのか?と思っていました。
ある時、セミナー講師と話して気が付きました。
講師自体がやらないよりやったほうがイイよね程度の技術だと思っていることに!?
そんなわけで内臓マニュピュレーションに対する興味が一気になくなりました。
あくまで個人的意見です。
内臓マニュピュレーションで内臓疾患が治るんだ!と言う先生もいるでしょうし否定もしません。
整体で謎の内臓疾患が良くなったという話もあるでしょうがレアケースです。
偶然良くなっただけかもしれません。
骨格、筋肉由来でおこる胃、腸、甲状腺のトラブルくらいはなんとかなるかもしれませんが、
他臓器は本当に難しいと思います。
なんども言いますが個人的意見です。
手首、親指の痛み
片手のみにでる手首や親指にでる痛みの女性。
検査してみると筋肉由来の痛みの様子。
どこか原因が筋肉をたどっていくと!?なんと足底の筋肉!?
そこをリリースすると痛みが9割減。
そのほかにも色々気づきがあり新年早々勉強になりました。